高齢者事故について

こんにちは! ハジメです!

 

今日は高齢者事故について思うところがあったので書いていきます。

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最近高齢ドライバーによる事故が増えていますね。

ネットでは『老害は死ね!』といった暴言も

よくみかけますがボクはそうやって高齢者に

ひどい言葉を言っても高齢者事故は減らないと

考えています。

 

高齢者事故を減らすにはまず根本的に、

高齢者の気持ち、普段思っていることを

考えてあげることが大切だと思います。

 

『高齢者』と一口で言ってもさまざまな人がいます。

 

孫と遊んだり旅行に出かけたりスポーツをしたりと

アクティブな人もいれば、買い物や散歩以外は

ずーっと一日中テレビを見ている人もいます。

前者のエネルギッシュな人もいれば、

後者のあまり活動的ではないどちらかといえば

ネガティブな人もいます。

 

ボクの考えですがおそらく後者の人は

自分から何もすることが浮かばない、

何もしないからヒマだからテレビでも

見るか、ということでずっとテレビを

見ているんじゃないかな、と思います。

 

ボクはおそらく高齢者で事故を

起こしてしまう人はこのネガティブな

人なんじゃないかなー、と思うのです。

 

なぜならテレビを見るという行為は

自発的に何かするのではなくて、

受動的でただボーっと見続けていると

脳は働かないので当然認知機能も

落ちますし、身体も動かないので

筋力も落ちていってしまいます。

 

たまにする運動は散歩だけとか

身体が痛むから動きたくない、と

なってはますます認知機能は衰えます。

 

そんな状態で車の運転をしては規模の程度もあるでしょうが、

重大な事故を起こしやすくなります。

 

それに気持ちとしては

『することがない(テレビしかない)』、

『何かしようにも身体が痛いからイヤだ』、

となりそのような気持ちを突き詰めていくと

『自分には生きがいが無い』、

『自分は周りに必要とされていないんじゃないか』、

とますますネガティブな方にいってしまいます。

 

そう思っているところに

老害は死ね!』、

『さっさと免許を返せ!』

と言ってもますます

『自分には居場所がない(誰にも認められない)』、

『自分はこの社会にいらない存在なんじゃないか』、

と思ってうつになってしまいます。

 

それにそういう自分をないがしろにする意見に対して、

意固地になって怒り狂い、結果免許を返さず

意地になって運転し続けるという高齢者もいるでしょう。

 

かといって

後期高齢者からは免許を取り上げる】、

といった法律を作っても確かに事故は

格段に減るでしょうが家にひきこもり続けて

認知症が進行したり、

車に乗れなくなるから年をとることに悲観的になったり、

また、免許を取り上げられても隠れて車に乗って

事故を起こす、といった人もでてくるでしょう。

 

大切なのは高齢ドライバーをバッシングしたり、

免許を強制的に取り上げることではなくて、

高齢者の気持ちを理解して社会の一員として

何かしらの役割(高齢者にしかできないこと)を

与えることなのではないのでしょうか。

 

少なくともボクは『老害は死ね!』といった

ひどいバッシングをしてもこの問題は解決しないと思うし、

そのバッシングをしている恐らく若い人が

50年後60年後になって自分も高齢者事故を

起こしてしまうといった暗い未来が思い浮かびます・・・。

 

そうならないためにもボクは

高齢者一人一人を尊重してその高齢者を

できる範囲で自由にさせて社会や周りに

役立てる・認められる役割を与えることが

この問題、引いては引きこもり老人といった

問題をも解決できるんじゃないかな、と考えています。

 

終わり